小学校に勤務していて 先生たちから 子どものことについて相談されると 気になる行動は発達障害だからでは? という展開になりがちでした
発達障害があるのかないのか 最初にその視点で子どもを見ることには ずっと疑問を持っていました
子ども自身の行動は 子どもの思いや感情 考え いずれも心の反映だと思うからです
最初に持つ視点は その子がどんな心の様子でいるのか そこだと思うのです
学生時代の恩師は 子どもの行動で気になることがあったら 最初に聴覚障害かどうかを調べなさい それが鉄則だ と言っていました それは今でも大事にしています
これは 何か障がいがあるのかどうかを知りたいときのことで ちょっと視点がずれてしまいました すみません…
小さな子どもでも 自分なりの思いや考え プライドがあって それが行動のもとになっています
子どもは 自分の心にしたがって行動しているのです
ですから 子どもとかかわる先生は まずそこに着目して その後のことを考えましょう と小学校の現場で言い続けてきました
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その行動は発達障害によるもの?
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発達障害があってもなくても どちらにしても 子どもは自分の心にしたがって行動するとしたら 先生から見て気になる行動の理由を考えるとき 子どもの心の中がどのようになっているのか そこに最初に目を向けるのは とても自然なことです
そうしたことが十分にされず 発達障害だから…という理解の仕方はよくないよ
管理職になってからは特に そう話す機会を多くしていました
私がかかわったケースは 発達障害があるかないかは別にして 愛着障害が根底にあることが とても多かったです
幻冬舎新書 岡田尊司 著 発達障害と呼ばないで
ある日 たまたま入った書店で この本が目に留まりました
読んでみると 私がずっと言ってきたことが ちゃんとしたデータをもとに 専門の医師によって書かれていました
自分が先生たちに話していたことが 間違っていなかったと思いました
私が下手な要約をするとよくないと思いますので 興味のある方は ぜひ手に取って読んでみてください
現場の先生たちに読んでほしいけど そんな余裕はないのかも…
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