保育コンサルタントをしている幼稚園の夏祭りを 7月18日に見せていただきました
幼稚園の夏祭り 年長組の太鼓はみんなのあこがれ
子どもってすごい!
全体で練習しているときも 何度か見学していたのですが 小学校に入る前から 子どもって こんなにすごいことができるんだ というのが正直な感想です
私はずっと小学校に勤務していたので 毎年入学してくる1年生の姿が 一番 年下の子どもたちの姿でした
夏祭りのトリは 年長組の子どもたちの 太鼓の披露です
太鼓をたたくだけでなく 振付や隊形移動もあります
この幼稚園では これが伝統となっていて 年下の子どもたちは 年長さんになったら太鼓ができると みんながあこがれていて 年長の子どもたちにとっては 最高の晴れ舞台です
私が知っている小学1年生は 小学校の中では一番下なので 6年生や上級生から いろいろ面倒を見てもらう立場でした
私が最後に勤務した小学校では 学級が各学年に1つずつしかなかったので 6年生の教室を1年生の隣に配置していて 給食の準備とか 1年生の手伝いが必要だと感じると 6年生は自主的に1年生の教室に入り 丁寧にサポートをするのが 伝統になっていました
1年生はみんなからサポートしてもらう立場 そればかりが頭の中にありましたが 幼稚園の夏祭りでは 年長さんも年中・年少さんも すばらしい演技を見せてくれました
小学校の先生も 幼稚園の先生も どちらも忙しく 日々 目の前の子どもたちの指導で お互いに見学しあうような時間は取れません
実際に 目の前で 小さな子どもたちが見事な集団行動をしている姿を見せられると 小学校1年生には サポートをしすぎていたのではないかと思うほどです
小学校は6年生までいて 学校全体が 時間がきっちりとした中で行動する場所なので 入学したばかりの1年生には 時間内にできない場面も よく見られます
それで 小学校では6年生が1年生のお世話をするとか 大人の小1ボランティアを募ってサポートしてもらうようにしています
小学校に入る前に こんなにすごいことができるんだ!という姿を見せつけられると 小学校でも もう少し1年生を 大人扱いしてもいいのかなと反省します
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子どもは頼られる/尊敬されることで成長する
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ただ 6年生は 自分が1年生のお世話をする立場になったという 誇りを持つようになり 下級生から頼られる体験を重ねることで より6年生らしく成長するという面があるので 小学校では6年生が1年生のお世話をする仕組みは とても大切です
この幼稚園の太鼓のように 年下の子どもたちから尊敬される 年長組さんも 同じように成長しているのですね
子どもに丁寧に教えるからできるようになる これは間違いではないですが 年齢が小さくても 人から頼られる 尊敬されることで成長する 自分でやろうとする だからできるようになるのです
子どもの力はやっぱり たいしたものです
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