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実際に言葉を教えるとき

言葉が遅れているとき 言葉のシャワーをたくさんあびさせて

と よく言われると思います

それがいいか それとも効果はないのか 

私は実験をしたことがないので わかりません

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題材とする言葉は一つだけでいい
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自分が 言葉を教える立場だったとき

言葉の大事さ

言葉が伝わる大事さ 面白さを

子ども自身が 強烈に味わうことを 大事にしていたので

45分という 小学校の限られた時間で 題材として取り上げるには

たった一つの言葉

それを 子どもと一緒に味わっていくのが 精一杯でした

以前 靴 と 靴下 の違いを ことばの教室で 子どもに教えた話を掲載しました

このときは 靴も靴下も どちらも「クック」と表現していた子どもに

靴 と 靴下 は 言い方が違う

クックという表現では 靴下の意味は伝わらないと 気づくこと

それが 授業のゴールとなりました

そのことに 気づいた男の子は 靴下を クッタ と表現するようになったのです

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どの言葉を題材にしてコーチングするか
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その言葉がつかえたら その子は とても楽しくなる 言葉を大事だと感じる

そういう言葉を一つ 選びましょう

大人の都合で これが言えたら便利だね というのは おすすめしません

なぜなら 大人から教わったから 言葉を言えるようになる…のではなくて

子ども自身が必要だと感じて

つかってみたいと感じたからこそ

それを 言葉として発するのです

まだ 言葉が言えないときに ママに おなかがすいたと知らせるときに

赤ちゃんは泣いて知らせます

泣く代わりに 言葉で言えば もっと便利 伝わりやすいと感じるから

言葉を発するのです

お子さんの 思いを よくくみとってあげられるなら 自然と どの言葉がいいか 選び出されてくると思います

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コーチングの場面は日常の生活場面で
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療育に通っている場合は 療育の先生と協力して進めることになるし

それは貴重な機会ですから そのままでいいです

私が このお話を書いているのは

日常の生活場面で 実際に ママさんが ここで言葉で表現してくれたらいいのに!と 感じるときに

言葉を教えることに関しては 特に資格を持っているわけではない 普通のママさんが

母親として 子どもとかかわって

その自然なかかわりの中で 子どもに 言葉というものの大切さを

感じてほしいと思ったときに

ママさんに おすすめする 言葉の育て方です

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ママさんは聞き役になりましょう
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ママさんはインタビュアーになりましょう
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お子さんが ママさんに 何かしてほしいこと ほしいものがあるとき

それがチャンスです

お子さんが 自分から してほしいこと ほしいものを伝えようとする力が弱いなら

お子さんの名前を かずちゃん としましょう

「かずちゃん あれ 何か 欲しそうにしているね。(ほしいものとは違うものを見せて)これかな?」

言葉でなくても 首を横に振るとか うなずくとか お子さんによって 到達のゴールを調整します

聞かれたことに 何かしらの方法で 答える

そういう やりとりが まず大事です

それで伝わって かずちゃんと ママさんが一緒に 伝わったことを喜ぶ

それが 土台となります

言葉以外の方法でも伝えられるように工夫すると

伝わることの喜びを 子どもは感じとることができます

言葉の発達を促す 土台づくりは これです

言葉がなかなか出てこなくても この土台ができていれば お子さんとのやり取りを 楽しむことができます

お子さんからすると 自分の思いを伝えることで 願いがかなうことを感じ

周りに対して 発信しようとする気持ちが 育ってきます

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これは〇〇と言うのですよ 親が言うのはNG
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療育の先生や 学校の先生が これは〇〇と言うのですよ と言う機会は多いと思います

これは 親子関係でなく 第三者であり専門家として発する立場だからこその言い方です

親が この言い方を乱発すると 親子関係でなく 師弟関係になってしまいます

親としては そんなこと大して問題じゃないと思うでしょうが…

子どもが学校の勉強で疲れて家に帰ってきたと仮定します

家でママさんの愛情につつまれて ほっとしたいなあと思っているときに

家には ママさんはいなくて 学校の先生よりくどい話をするもう一人の先生に変身してしまっていたとしたら…

お子さんを 温かく包んでくれるママさんは どこにも いなくなってしまった

ということになるのです

心を支えてくれる ママさんがそばにいなくなって お子さんの気持ちは どうなってしまうでしょう

子どもからすると 実に大きな問題です

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でも 言葉を教えたい 育てたい
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言葉が遅れていると思うと 親としては なんとしても 言葉を教えたい 育てたいと 強く願いますよね

そこで 話の聞き役になる インタビュアーになることが 大事なのです

質問されると 子どもなりに このことは 何と言えばいいのだろう??

必死になって考えます

有名なメンタリスト DaiGoさんの YouTubeを見ていたら

こういう状況が 勉強したことを身につけるのに もっとも大切だというお話をされていました

昔 サンフランシスコ州立大学の夏季講習に 約1か月間 行っていたとき

周りが英語ばかりの中で これって英語で何と言えばいいのだろう

いつも考えさせられる毎日でした

その体験から 言葉を発するときに これって言葉で何と言えばいいのだろうと 考えて 調べて なんとか伝えようとする意欲をプラスして

それが 言葉を覚えていく過程なのだと 実感しました

当時の私の姿は 同じ日本語を話す環境ではありますが

言葉がうまく出てこなくて それでも何とか伝えようとする 子どもの姿と

まったく同じなのです

実際に 言葉をどのようにして 育てていくか 詳しいことは一人一人に合わせたプログラムを考えていく必要があります

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