とてもかわいらしく のびのびと育っている男の子の発達の途中を紹介しているYouTubeのヤマタケちゃんねるさん
男の子の言葉の発達が遅いのが心配とのことで 加配の先生をお願いするかどうか お父さんとお母さんの考えや 葛藤も紹介されていました
加配って何??
クラスの担任の先生は 必ずいますね でも クラスの先生というのは 特別支援学校を除くと 先生一人が基本です
でも 障がいのあるお子さんが 集団の中で学びやすいように 担任の先生をサポートする先生がいたほうがいいね ということで 追加で先生が配置されるときに 加配と言います
学校の業界用語だと思います
ちゃんと調べたわけではないので 確かなことは言えませんが 私立の幼稚園で加配の先生を確保するときには 先生の給料は幼稚園が負担するから つけたくても簡単なことではないのだという話を聞いたことがあります
公立の保育所なら そういう心配はありませんが…
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加配の先生がつくとどんなプラスがあるの?
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ヤマタケちゃんねるのお父さんは 加配の先生をお願いしたら 自分の子どもだけ特別扱いされているような気がして…
最初は乗り気ではなかったそうです
そう思う親御さんは多いそうです
男の子のお母さんは 保育士さんをされているとのこと
現場をよく知っているので お子さんの発達を促すには ついてもらった方がいいという意見だったそうです
加配の先生が どんな役割で どんな働きかけをするのか
それを知っていれば 判断がしやすくなりますよね
それで ブログに書くことにしました
ネタを提供してくれた ヤマタケちゃんねるさんに 感謝します
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お子さんのそばで教え込む?いえ、緊急時以外はそんなことはしません
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適度な距離を保って子どもたちの集団全体を見ながらタイミングよく個別の働きかけをします
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たとえば お子さんの言葉の発達が遅くて お母さんや いつもそばで接している人ならわかる言い方をしているとき
園で 友達に何か伝えたいことがあるのに 周りの友達に伝わらない場面があったとしたら その子の言いたいことを 周りの子に伝わるような言い方をして 伝えてくれる 通訳のようなことをするとか
子どもたちの年齢や発達段階にもよりますが 周りの子に働きかけて その子にどのような聞き返しをしたらよいかを 教えて やってごらんと促すとか
担任の先生に その子が活動しやすいように 全体の動かし方について提案するとか
考えていくといろいろなやり方があるのです
チームティーチングとしては 高度な力量を求められる部分もあって
それは 教師の指導力や 先生同士のキャラの組み合わせによって様々ですが…
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子どものそばでみっちり教え込むからできるようになるという間違った理解
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ソーシャルスキルトレーニングとか 言語訓練とか
個別で指導するから 子どもがちゃんと覚えていくのだというイメージが
一般的のように感じますが
それは 大きな間違いです
個別指導で伸びたという事実があっても
教わった⇒できるようになった
という簡単なものではないのです
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教わった⇒子どもが自分で試してみる⇒子どもがよさを感じる⇒子どもが使う気持ちになる⇒使っているうちに覚える=できるようになる
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というプロセスがあるのです
短絡的に 個別に教え込まれたからできたのではないのです
子どもは 自分で考え 自分で情報を取り入れ 活用していく
そういうものです
子どもとはいえ 立派な人間です
データを入力したから そのとおりに動くロボットではありません
加配の先生が 普通の先生なら そのことをちゃんとわかって
接してくれます
加配の先生は その子だけのための役割ではありません
クラス全体のための役割を 担っています
そのことを知っていれば 加配の先生が つくことに ためらいはないはずです
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