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【質問回答】令和8年7月24日 研修会、園に関わるご質問へ回答します

園に関わるご質問へ回答します。

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Q1:上司の方々の意見が合わずに間に挟まれてしまったとき、まちがった意見でもベテランの先生の方の意見が通ってしまうことがある。上司も困り、主任がその先生に伝えてもまとめることができず、結局、子どもも職員も困るということがあった。どのように対処したらよいか。

A1:管理職だけでなく、保護者も、若い=経験の浅い先生より経験豊富なベテランの先生の話を信じるのがよい、という認識を誰もが持っていると思います。上司の方々は、この困ったときの顛末を肝に銘じて、経験が豊富かどうかということで判断するのでなく、それぞれの意見を適切に判断する研鑽を積むことが大事です。上司の方々は、できればこうした相談ができる仲間や先輩を確保しておきましょう。良い相談相手に恵まれていたとしても、実際の場面では相談する時間がないことが多いと思います。異なる意見が出たときには、それぞれについて、その意見の根拠や、それを実行したあとにどんな結果が予想されるかなどを問いかけて、上司自身も判断に困っていることを正直に話してみんなで考えていきましょう。みんなの意見がまったく一致しているときは、一見すると問題がなさそうですが、そういうときこそ危険が潜んでいるときがあるので、上司が判断をくだすときはそのことを頭の中においておきましょう。かつて校長として勤務していたとき、ベテランの先生よりも、新卒で入った先生のほうが指導力や子どもから学ぶ意欲が上だったということは少なくありませんでした。人事評価はとても難しいものですが、職員一人一人の得意な面と苦手な面など、いろいろな機会をとらえて把握していく、その積み重ねが大事です。

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Q2:私語が多い同僚がいて保育が滞る、一緒に組んでいる先生と仕事のペースが合わなくて自分だけ終わらない、複数担任で子どもは主任のベテラン先生の話は聞くが、新人の先生の話は聞かない、担任から預かり担当に切り替わるのが難しいなど園の組織で対応が必要なことが多々ある。リーダーと新人との関係づくりや、組織としての全体のバランスがあまりよくない、加配の先生への対応の仕方なども気になる、どうしたらよいか。

A2:園全体の組織として解決すべき大事な問題が例としてあげられています。私語が多い人がいても、その聞き役となっている(つられて話にのってしまう)同僚がいなければ、私語をやめて保育に専念するようになるのではないでしょうか。上司からその職員に繰り返し注意をしてもあまり効果はないと思いますし、それを上司に報告したと逆恨みされると困るので、周りが私語に応じない仲間を増やしていきましょう。
ペアで仕事をするときに、自分だけが終わらないということはありますね。せっかくペアになったのですから、相手の方に正直に相談してみましょう。対処の方法が自然と見えてくると思います。
子どもがベテランの先生の話は聞くのに、新人の先生の話は聞かないというときも、ベテランの先生に新人の先生が正直に相談するのがよいと思います。加えて、当の子どもにも、別の機会で話せる機会を見つけて、インタビューしてみるとよいと思います。「どうして〇〇先生のお話はすぐに聞いてくれるのに、私が言うと聞いてくれないの?誰にも言わないから、教えてよ。」などのように。深刻な聞き方でなく、軽い感じで聞いてみてください。担任から預かり保育の先生に切り替わるときにうまくいかないことも、同じようにサラリと軽い感じで担任が機会をみて子どもにインタビューしてみてください。また、家で母親に預かり保育のことについて何かお子さんが話していたか、聞いてみる方法もありますが、担任と預かり保育の先生との関係性や、管理職はどのようなとらえ方をしているのかも考慮して対処方法を考えていくことになります。
リーダー的な役割の先生と新人の先生の関係や、園全体での職員の年齢や経験年数などのバランスをとるのは、実際には決まった解決策はないと考えたほうがよいと思います。どこかに理想的な正解があるのではなく、管理職も含めた全職員で、みんなで少しずつ良い関係になるように一緒に作っていくものです。現在のメンバーのそれぞれの長所と短所、得意分野と不得意分野を自分たちで分析して、良い仕事ができるように組み合わせていくことをみんなでやっていくしかないのです。今は、ネットですぐに情報が入り、AIに相談すると、すぐに正解らしき対処方法が示される時代です。そんな便利な時代を生きている皆さんは、自分で作る体験がとても少なくて、誰かがやってくれたものを買ってきて使うだけという生活に慣れっこになっていると思います。そうすると、自分たちでよい関係性を工夫しながら作っていくという発想になりにくいかもしれません。でも、子どもを育てるときに、子どもと一緒に何かを作っていく活動は、いつも園で仕事としてやっているはずです。発表会に備えて子どもたちと練習することだって、子どもたちと1から演技を作っていく活動です。うまくいかないときに、みんなで知恵を出し合って、教え方ややり方を工夫しているはずです。それと同じことを、職員同士の関係づくりでもやっていくしかないのだと思います。管理職の先生方にも、こうした発想を持って、職員一人一人(職種にかかわりなく)との関係を作っていくようにお願いします。ほかから与えられただけのものは、自分のものにならずにすぐに壊れてしまうものですが、自分たちで汗を流しながら作り上げたものは、頑丈で強くなっていると思います。子どもたちにもそうなってほしいので、先生方自身が自分たちで関係を作り、強い組織になっていくことを願っています。

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Q3:以前、勤務した別の園のときには、一人でクレーム対応することを求められた。園としてはどうあればよかったのか。

A3:クレーム対応に限らず、面談は複数で臨むのが基本だと思います。管理職は、それが実現するように人の手配をすることが大事です。人手が足りない現状があると思いますが、巡回でもよいので担任以外の人が見守ってくれているという安心感が持てるように、対応をお願いします。管理職になるとクレーム対応の研修を受ける機会があると思いますが、そうした研修の機会に恵まれることはとても少ないと思います。研修を受けたからすぐに対応できる、というものでもありませんので、園全体で対処方法を共有しておくことが大事です。

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Q4:休憩時間がない、一人になれない、作業中に話が始まる…という職場環境を改善したい。

A4:職場環境の改善は、管理職を含めたみんなで取り組むことです。同僚の先生で同じ考えをもっている人を探しつつ、職員会議で話し合ってもらえないか、上司に相談してみましょう。

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