失敗は成功のもと 成功の母ともいう
失敗は成功のもと 成功の母とも言われます
これを若いころ 子どもに指導をしていたときに 実際に確認しました
2年間の実践記録をまとめて 特殊教育(当時の用語)の懸賞論文に応募したところ 若手指導者部門で入選しました それをきっかけに指導場面の取材を受け 東北放送ラジオのドキュメンタリー番組にもなりました 「ある難聴児の歩み」というタイトルだったと記憶しています
実践したことはとてもシンプル
子ども向けのお菓子作りの本を見て 作れそうなものを選び 私と一緒に学校近くの店に買い物に行き 本にある作り方を読み取り 実際に作って食べる その体験を作文に書く
これを2年間 繰り返していました
必要経費は私のポケットマネー 自分なりに考えた指導方法が 本当に効果があるのか確かめたかったから
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失敗のあとに子どもの行動が変わった
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お菓子を作って食べることがメインなので 子どもはとても楽しんで活動していました
その中でいろいろな成長が見られたのですが 成長が感じられたのは 振り返ると 必ず子どもが失敗体験をしたあとでした
家から必要な道具を自分で持ってくると言っていたのに 忘れて作れなかったときがありました 私としては そうした体験を生かして 子どもに生きる力を育てたいと思っていたので 授業としては どうしたら忘れ物をしないようにできるか それを子どもと一緒に考えました
それ以後 忘れ物をしないようにするため メモをすること メモをちゃんと見返すことなど 自分でするようになりました
とても力のある子なのに 教科書の音読など上手にできないと思い込んで 指名を避けていたり お母さんを頼りがちだったりしていた子です
それが たくましく自分で考えて行動するようになったのです
失敗は成功のもと 言葉通りなのだということを 実感しました
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しつけをするのも失敗を上手にいかせばいい
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この体験は 私にたくさんのことを教えてくれました
子どもは自分で考えて なんとかやりとげていく
叱られたから 教えられたからできるようになるのではなく 自分で気づいて こうしようと思って実行するようになった そうして成長していくのです
しつけをしなければと 親が構えることはなく 失敗体験を親子で受け止めて どうしたらいいかを一緒に考える それが一番だと思います
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