30年ぶりのドライブ 今回は私のかみさんと教え子のお母さんを乗せて
30年前 独身だった私は 教え子がお父さんの転勤で地元の山口県に戻ったあと 2年続けて夏休みにご家族のところに遊びに行きました 当時は今のかみさんと出会う運命にあることも知らず 新幹線で仙台から出かけました 山口に着いてからは 教え子のお宅の車を私が運転し 私と教え子 お母さん お父さんの4人であちこち観光させていただきました
錦帯橋や萩焼の窯元 津和野 別府の温泉に泊まったこともありました
養護学校の中学部で2年続けて担任した教え子は自閉症です とても気持ちがやさしい敏感な子です 以前に しつけるということ という記事で紹介したA君です
A君は 今 ご両親とお仲間の方々で作った社会福祉法人が運営するグループホームで生活しています 週末に帰宅して家族と過ごす生活です かつての中学生がもう47歳です
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話題の中にご両親の終活が…
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昔話にも花が咲きましたが かみさんが一緒なので 自然と互いの家族の現状に話題が移りました
A君がこれからもずっと安心して生活できるように 後見人をきちんと立てておくこと その正式な手続きのことなど 利用者の保護者みんなでちゃんと勉強しておかなければいけないこと
親がいなくなってからの生活にも慣れるように あえて帰宅させる頻度を少しずつ減らしてそれに慣れてもらうようにしていること
誰もが通る道ですが とても計画的にお母さんが取り組まれているので 頭が下がるとともに ちょっと胸が苦しくなりました
昔 ドライブを楽しんでいたときは 社会福祉法人が動き出したばかりだったので それを軌道に乗せる苦労が 少しだけ話題になりました
少しだけというのは お母さんはたくさん話したいことがあったのでしょうが それを私に愚痴るのを遠慮したからだと思います
穏やかで 博識で 聡明なお母さんです そんな保護者の方々のクラスだったので 私は本当に幸せでした
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教師は子どもや保護者から大事なことをいつも教えてもらっている仕事
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教員同士のいじめが全国的な話題になっていますが あきれてものが言えません
私はA君やそのお母さんのような 人間をそだててくれる人たちに囲まれて教員生活をしていました 自然と 自分が良い方向に導かれていったのかもしれません
今回の旅行も 台風で予定の飛行機が欠航となったものの 便を振り替えキャンセル待ちもできて なんとかたどり着くことができました そして再開できました
台風の被害で水が引けていない地域が上空から見えて 胸が痛みました こんなときに旅行するのは…とも思いましたが またお母さんから大事なことを教わりました
自分の今の仕事をより良いものにしていくには A君のお母さんが考えているように みんながきちんと先を見通して 安心した生活を送れるような手助けができるように 自分はもっともっと勉強していかなければと思いました
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