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ストローを使って吹く遊びが蘇った

いつも視聴させていただいているYouTubeのれおちゃんねるさん れおくん家族の笑顔と温かさにいつも癒されて 成長の過程についても勉強させていただいています

れおくんは猫舌で ごはんをさます必要があるのに フーフー吹くのがうまくできない…というお困りがあると動画で紹介されていました

そこで私が教員になったばかりの38年前に ことばの教室を担当していて 幼稚園のお子さんに発音指導する方法として思いついた 紙袋入りのストローを使った遊びをコメントでお伝えしました

すると

れおくんご家族は 適した紙袋入りストローを探し求めて 吹く遊びを実際にやっているところを動画にしてアップしてくれました

感動しました!!

ことばの教室をしていた当時の同業の先生たちや 自分とかかわりのある先生たちなどにもたびたび紹介してきましたが 本当に乗り気になってやってくれた人は ほとんどいませんでした 最初は喜んでするのですが すぐに先生がやめてしまうのでした

先生自身が価値を感じていなかったのだと思います

ところが

れおくんのご家族は 本当に楽しそうに ストローで吹く遊びをしていて 動画なのでそれがリアルに伝わってきます

38年の時を経て 菊地式ストローメソッドが蘇りました

その動画をご覧になっている方にも気に入っていただけたようで 涙が出るくらいうれしい気持ちです

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自己肯定感で自分も満たされています
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定年退職した私のような者でも 今回のことで自己肯定感が満たされて 顔はどや顔になっていると思います それくらい大事なことですね

これは 障がいの有無にまったく関係ありません 人は平等です 子ども自身のプライドも同じ 子どもはとてもプライドが高くて 大人が思っている以上に とても小さい年齢の子でも すごい潜在力のようなものを持っています

自己肯定感は その潜在力を十分に発揮させてくれます

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ストローメソッドを思いついたのは
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教員になって最初の年だったと思います 当時は幼稚園の子も ことばの教室に通う子がいました

その子は サ行の音とかが 息が鼻に抜けてしまって きれいな音が出なかったケースだったと思います

自分自身も大学のときに先輩から お前のサ行の発音は英語のthの音で日本語のサ行音ではないぞ それでことばの教室の先生になれるのかと指摘されたことがありました ですから うまくできない子どもの気持ちは私もよくわかりました

何せ幼稚園児ですから 面白くてわかりやすい サ行音のもとになる 強く舌を突き破って息を出すコツを教える方法は何かないかと考えました

喫茶店でアイスコーヒーを飲んだときだったと思います 紙袋に入ったストローは 当時 ストローを出してから 紙袋の縮んだ部分に水滴をつけると 蛇のようにくねくねして伸びてくるので つい遊んでしまうのでした

そのときです

袋は伸ばしたまま 先端をこよりのように細くねじって ストローにまた差し込めば 紙袋がロケットのようになるのではないかと思い 試してみました

案の定 いい感じでした

発音のためには唇を開いた状態でストローから息を出すのですが

今回 吹く練習とした方法は 唇を閉じて普通に吹くものです

ストローの加え方が違うだけで原理は同じ

かなり弱い吹き方でも 紙袋のロケットがちゃんと前に動いてくれるので

子ども自身が できたということがわかるのです

物事を教えるとき 子ども自身が こうなればできたと気づく その方法を見つけて活用することが一番大事です できた/できなかったを子ども自身がわかって 自分でよい動きを探っていく それが学習・練習というものです 教えたからできたのではなく 本人が気づいて 良い動きになっていく それが習得の過程です

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フーフーできるようにするステップ
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ストローを使って 紙袋をロケットのように飛ばす遊びは 子どもがすぐにやる気になって すぐにできるようになりました

つまり 吹くことはすぐできるのです ストローを使ったから子どもが気づいたのです

吹く動きは そもそもできる力があったのです

ごはんをさますのに フーフーするようになるまでのステップを考えると

ごはんをさますときに ストローを口にくわえるようにして ロケットを飛ばしたときみたいにやってみてと 声掛けするだけでよいのではないかと思います

ストローを口にくわえたら すぐに吹くという流れになっていたら 大丈夫ではないかと思うのです

ストローをくわえてごはんをフーフーできたら 次は ストローはくわえないけれど 口の前にあてがってあげて ストローにフーフーしてみてと声掛けします

その次の段階は ストローは使わずに フーフーしてねストローのときみたいにと声掛けします 伝わりにくいときは このストローでフーフーしたときと同じにね という感じの声掛けです

発音指導でストローを使っていたときも くわえ方が違うだけで こういうステップでやっていました

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とにかく子ども自身が楽しむこと
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子どもが面白くてやっているうちに 自然といい動きができるようになった

すべてのトレーニングは これが肝心です

学校教育では 子どもが面白く感じるという部分を あまり実現できていない感じがします それだけ 難しいことなのかもしれません

でも 教えることで給料をもらうプロなら その腕を磨き続けなければ 先生としての資格はないと思います

これは自分自身に対する戒めでもあります

ブログを始めて ようやくお問い合わせも少しずついただけるようになってきたので 皆さんへの回答で うまくいけばそれは私にとって大切な情報です うまくいかなかったこともとても価値のある情報です 私自身を成長させてくれるのは 失敗体験だからです

皆様からのお問い合わせをお待ちしております

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