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この夏に出会った本 その2

愛着アプローチ 岡田尊司著

教員だったときも 夏休みの期間は大事な充電期間でした

前に投稿した全国情緒障害教育研究協議会宮城大会の折に 神奈川県にあるスペース96という書店さんに 参加者のために出張販売をお願いしたところ ご快諾を得て はるばる仙台までたくさんの書籍をかかえておいでいただきました

仙台市内には いくつか大きな本屋さんがありますが スペース96さんは障害児教育関係図書を専門に扱っているので 参加者の興味ある分野にぴったりで 実物を手に取って確認できるので こんなに便利なことはありません

せっかく仙台まで来ていただいているのですから 当然のことながら売り上げが多いといいなあ それなら来ていただいた甲斐があるなあと思いました

大会のプログラム進行中の初日は 運営スタッフの裏方なので シンポジウムの時間には受付ロビーで用がなければ 机上に並べられたたくさんの書籍を じっくりと手に取って見ることができました

ついついたくさん買い込んでしまいましたが 自分にとっての一番は 「愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法」 岡田尊司 著 角川選書です

以前に投稿した 「発達障害と呼ばないで」の著者です

ずっと前に岡田尊司さんの著書に出会ってから 自分がずっと現場で考え周囲に語ってきたことを 的確に根拠も示して述べられていて 大いに共感し 本屋さんで見つけるたびに購入し 読んでいます

スペース96さんが並べていた書籍の中で この本が真っ先に目に入ってきました

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不登校 発達障害 うつ… 人の困っていることもトータルに分析し理解してサポートする大切さ
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岡田尊司さんに さらに興味がわいて ネットで調べてみると 大阪の枚方市で岡田クリニックの院長をされているだけでなく たくさんの活動をされています 特にすばらしいなあと思ったのは 著書に書かれている治療を カウンセリング機関と一緒に実際に進めていらっしゃることです

こうした治療を受けられるところが 身近にあればいいなあとずっと思っていました

私がこの本から読み取ったことは たとえばADHDで薬が効果があるから処方して いい状態にすればいいというような 一つの問題に対して一つの方法をあてはめて 問題が解決したかのような考え方をしてはいけない どんな問題も その人の生活や家族の状況 その他あらゆる観点から理解して どのような支援を行えばよいか どのようにすればその人が自分なりに安定した生き方を見つけられるのか そのことが大事だということです

岡田尊司先生の足元にも及びませんが きくち子どもすくすく相談室のめざすところは同じです

そして 当相談室はずっと学校現場で指導や保護者の面談を行い 管理職として学校経営に携わってきた経験を生かしたトータルサポートができるのがセールスポイントです

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夏休み明けは新たなスタートです
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夏休み明けには また生活リズムを立て直す必要があると思います

もし心配事があるときは いつでもご相談ください

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