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ストローを使って遊ぶと発音がとても上手になる

ストローを使って吹く遊びが蘇った(2020年1月31日投稿)のもとになっていること

発音の仕方がちょっと気になるとき 驚くほど簡単で面白い方法で改善する 菊地式ストローメソッド

2020年1月31日投稿 ストローを使って吹く遊びを紹介した記事の土台となっていることは 小学校に入る前の幼児でも 楽しみながら上手な発音の仕方の基本を身に付けられる方法だと思います

どのようなきっかけで思いついたのかは 前述の記事をご覧ください

日本語の発音の指導方法について 専門的なことが書かれている本は いろいろあると思いますが 実際にことばの教室の先生として6年間教えた経験の中で はっきりわかったこと

発音を上達させるのは とても簡単 とてもシンプル

発音するときの 身体の使い方を考えたら 何も難しくないのです

それが 紙袋入りのストローを使うと 実感できます

それが 菊地式ストローメソッド 私のオリジナルの発音指導法です

もともとは サ行の音を発音するときに息が鼻に抜けてしまう幼稚園児の指導をしていて どうしたらいいかと考えているときに 見出したものです

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ストローの加え方がポイント たったそれだけで発音の基本が身に付く
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まずストローのロケットを作ります

ストローは100円ショップで売っているようですが 仙台市内なら業務用食品を扱っているサトー商会さんがおすすめです

ストローが細くて紙袋に入っているものを購入します ストローが太くて袋がキツキツなのはNG 紙袋でないとロケットにならないので ビニールの袋もNG

イラストのように ストローを舌の真ん中にあてて 舌全体をぐっと持ち上げ 口の中の天井(医学用語では口蓋といいます)にぴったりと強く押し当てます

次もポイント

舌でストローを口の中の天井に押し当てたまま 唇は開くのです!

唇を開くことが肝心です

唇を閉じてしまうと 吹く練習にはなりますが 吹くことができても 発音の改善には ほぼつながりません

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ストローをくわえたまま強く ツ!!
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と言ってみましょう
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ストローに ツ!!!と強く息を入れると ストローの紙袋が勢いよく ロケットのように飛んでいきます

これが たまらなく面白い!!

大人が一緒にやるとか 兄弟でやるとかなら どこまで紙袋のロケットが飛ぶか 飛距離を競うのがおすすめです

唇を開いたまま 紙袋のロケットが飛ぶかどうかで 上手にできているかが 小さな子どもにも理解できます

できたら面白い!!

この紙袋のロケットの飛ばし方そのものが 日本語の発音を上手にする最も大事な動き 息の出し方なのです

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発音の仕組みはとても簡単
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発音するときに 外に出ようとする息を 舌でわざわざ遮って ちょうどダムが川の流れをせき止めるのと同じように 息をせき止めて 圧縮された息を爆発させるようにして 強く外にだす

息を外に出すときに 舌の前後左右のどの部分を使って せき止めるか それによって音の違いをつくっている と理解すればいいのです

大まかには 舌の前か真ん中か後か です

真ん中をあげるのがサ行の音 後ろはカ行 前はタ行

発音がうまくできないケースは ほとんどがこれらの発音だと思います

逆に言うと これができれば 発音指導はほぼ解決ということになります

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子ども自身の心を傷つけないようにすることが肝心
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発音が上手にできていないことに 大人が気づいたときには とても注意が必要です

発音のことで友達から指摘されたり 子ども自身が気づいて問題意識を持っている場合には 本人の中に 発音を上手にしたいという意欲があることが多いので安心なのですが そうでない場合には このような練習に誘うことが 子どもに あなたの発音は問題があるから練習しましょうねという宣告をすることにつながりやすいのです

どもっているお子さんの場合も 本人が気づいていない段階では 指摘せずにじっくりと聞いてあげることが大事です

子ども自身の心についてよく考えようとせずに始めると 子どもの心を傷つけてやる気をなくさせるとか 親子の関係にも影響が出るとかする可能性があります

お子さんの言葉のことで心配があるときには お子さんに直接 働きかける前に ぜひ専門家にご相談ください

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