トピックス

なぜ!?暴言を吐いてしまう・・・

このイラストでは、眼鏡の男性が静かな口調で「〇〇してね」と仕事の指示をしただけなのに・・・

なぜか反射的に、「てめえ、ぶっ殺す!!」という言葉で返してしまう・・・

こういう場面に直面したことはありませんか?

かつて小学校に勤務していたとき、教室でカッターやはさみを振り回してしまう子がいました。
それは以前の投稿でも紹介しましたが、このケースもおそらく原因は似ているのではないかと思います。

学校の先生あるある
こんな場面に直面すると 
当然のことながら 先生は 
なんとかその暴言を止めることに必死になります。
これが 職場であったなら 周りの先輩や上司が 仕事をする上での態度がなっていないからと なんとか指導しようとします

暴言は放ってはおけない
イラストの場面では 登場人物が2人だけなのですが
学校や職場では 周りにたくさんの人たちが 一緒にその場にいることになります
暴言は 周りの人たちに聞こえ 周りの人たちの心を痛めることになります
だから 放ってはおけない
暴言を止めることに必死になるのは 当然で 必要なことです

暴言はなかなか止められない現実も・・・
でも 先生や 職場の指導者から こうした相談を受けたときに よく話を聞いてみると
「指導したのに話を聞こうとしない」
「静かに丁寧な話し方で指導しても 聞いてもらえない」
「かえってお互いにヒートアップしてしまう」
という展開になることが多いようです

暴言の原因を考えてみる
自分がかつて教員で
若かったときは 
何が何でも暴言を止めるのが 自分の役割だと思っていました
でも
簡単には止められない
繰り返し指導することが大事だ
とにかく指導を繰り返す
それが
学校の先生あるあるでした
自分が管理職になってからは
子どもが暴言を吐く必要がないようにすればいい
そのことが見えてきたので
無理に子どもをおさえる
そういう必要はないことに気づいて
だいぶ気持ちが楽になりました

でも若い先生たちに
そのことを理解してもらうのは
それほど簡単ではなかった
熱心な先生ほど
理解してもらうのが難しい・・・
そんな感じを受けたこともあります

なぜ暴言が出てしまうほど心が傷ついているのだろう??
この問いが 真っ先に頭の中に浮かんでくるようになったら
暴言を発してしまった本人も
暴言を聞かされて心が傷ついた周りの人も
少しは 解決の道が見えてくるのではないかと思っています
小学校に勤務していたときは
大人で心の傷をかかえたままの人と出会うことは
ほとんどありませんでした

相談事業所たぬきさんちを始めたら
自分が そういう方々の支援を直接 担う機会が多くなっているのです
不思議なご縁を感じながら
心の傷の原因について
それぞれの育った環境などを聞きながら
これから
どのようにすれば本人も周りの人も 心が楽になるのか
その対応を模索しているところです

愛着障害が根底にあるのでは?
教員だったときにも不思議とご縁があった
今でいう愛着障害のケース
最初に出会ったときには
まだそんな用語はなかった

今は愛着障害ということばが
ずいぶん知られるようになってきたものの
もっとも理解してほしい学校の先生たちに
まだ理解が十分ではない
そんな気がしています

学校時代に
学校の先生が
もしかしたら愛着障害なのでは?
それなら
こういう対応をすればいいかも?!
そう考えて
専門機関とも連携して
温かい対応をしてくれたら
救われる子どもはたくさんいるはず・・・

学校の先生にこそ
愛着障害について知ってほしい
そう願っています

CATEGORY

花の画像

CONTACT

お問い合わせ

お電話またはメール・LINEからも受付しています。
ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください
お電話の際は、ホームページご覧の旨をお伝えいただくとスムーズです。
受付可能時間 9:00~19:00/不定休