痛いとかゆいの違いを教えるときも

焼きそばを作る と 焼きそばを食べる の違いを教えるときも

子どもに 二つを比べさせて 考えさせるのが とても大切な方法です

言葉に限らず 教えるときの方法として 最も大事な原則の一つです

家庭で教えるときよりも 療育の場面で指導する先生とか 通級指導の先生などが 実際によく使っているかもしれません

上手に比較して示すことができる先生は 指導力のある先生だと思います

家庭は 改まって言葉を教えるという場ではなく 言葉でやりとりすることで さらに心を通い合わせる 共感する気持ちが高まる そういう場ですから

小学校に入るくらいの年齢になったら 特に 学校で学ぶことと 家庭で身に付けることとを はっきり分けて 学校で学ぶことでわからないところがあったら 子どもが自分で先生に質問して わかるようになるのを見守る

そういうスタンスが大事だと思います

障がいがあろうと なかろうと 子どもは自分の力で 道を切り開いて進んでいく存在だととらえて わからないなら わかるように教えてくれる人を 自分で探す

その力を子どもの中に養っていくのが 周囲の大人の責任だと思います

狩りにたとえると 狩りの上手な人がとった獲物を分け与えるのでなく 狩りの方法を教えて 自分で狩りができるようにする

それが 子育ての本質です

子どもが言おうとしていることが 部分的にしかわからないとき

家庭で 

子どもが言葉で話すことができたらいいのにと思いながら 

必死に子どものジェスチャーやしぐさから 子どもが言いたいことを探っている

その瞬間が一番 言葉を教える方法を実践するチャンスです

子どもが ジェスチャーで たとえば時計の針を示しているのかな とはわかるけど

何について話しているのか まったくわからない そんなとき

時間に関係することについて話したいのかな 何時に 何をするのかを話題にしたいのかな そこまでは推測できたとして…

その場で 絵をかいて見せられる状況だといいのですが 家庭で このようなやりとりをするときは 絵をかいている余裕はないですよね

わかったこと わからないことを子どもに伝える

こちらがわかったこと わからないことを 区別して お子さんにインタビューしてみましょう

何時になるか 時間のことが気になっているのね? 何の時間が知りたいのか それを教えて

きっと このような場面では 内容としては 親御さんの頭の中に このインタビューの文言が浮かんでいるはずです 口に出してママさんとパパさんで 時間のことまではわかるけど 何の話なのかなあと相談しているかもしれません

でも お子さん本人に ストレートにこの問いかけをすることは あまりないのではないでしょうか

何について話したいのか ここまではわかった そのほかはわからない

これも 大事な比較です 対比と言ったほうがいいかもしれません

子どもに そのことを正直に伝えます

その結果 子どもがうまく伝えられなくても大丈夫

子どもは 今の自分の表現の仕方では これは伝わるけれど これは伝えられないのだという貴重な体験をすることになります

子どもも大人も うまくいかない体験があるからこそ 進歩するのです

ただし いつも繰り返していますが 互いに心を通い合わせている土台がない関係では こういう問いかけをすることはできません 子どもの心を傷つけるだけです

このようなやりとりを丁寧にしていると こちらが わかったつもりでいたことも 子どもから 違うと言われるときがあります

正確に 相手の話を聞き取ろうとする そういう積み重ねが 子どもの言葉の力を高めていくのです

*最後までお読みいただきありがとうございました

*言葉の力を高めることについて 皆様からのお問い合わせをお待ちしております コメント欄をご利用ください