子育てコンサルタントの仕事を始めて とにかく勉強しなくちゃ!と思い

子育てに関するブログとか 検索して とても参考になるものをチャンネル登録して拝見しています

その中の一つ 「自閉症channelくまくま奮闘中」を見ていたら お子さんに〇をかいてと言ったものの お子さんはなかなかかいてくれなくて…という動画がありました

ご両親が一生懸命に子育てを頑張っている姿を リアルタイムでつづっている動画チャンネルです

自分が教諭時代には 子どもたちにも保護者の方にも偉そうなことを言っていましたが

食事やトイレなど 身の回りのことが一通り自分でできるようにするために ご家庭ではさぞかし大変な努力をされてきていて そのおかげで学校でお子さんをお預かりするときには 大した苦労をしないですんでいたのだなあと つくづく思いました

〇(まる)をかいてねと言われたものの…

家庭学習のような感じで ママさんは〇をかいてねとお子さんに言いました

でも お子さんはあまり気が向かないようで なぐり書きのようなことはするのですが ママさんのリクエストにこたえることはできませんでした

形(まる)を書いてとママから言われて、ペンを手にした子どもがかけるときは、身体の中のいろいろな働きが連動しあっているということ
形をかくという作業は身体の中のいろいろな働きが連動しあって可能になっている

学校の先生も ~してごらんなさいと 子どもたちによく言いますが 学校では先生の言ったことをきちんとするものだと 子どもたちはよくわかっているので 素直に反応してくれます

〇(まる)をかきなさい その言葉自体は 何も難しいことはありません でも 言われる側は 必ずしも簡単にできるとは限りません かけないときには 子どもは 自分がかけないことに気づいて がっかりしたり イライラしたりします できるようになりたい気持ちは とても強いのです

家庭の中で お勉強のようなことをさせようと思うと 家庭は学校のように 暗黙の強制力が支えてくれる場所ではないので そもそも子どもをやる気にさせるのは大変です 家では勉強なんかしないぞ なんで勉強させられるんだ…なんて子どもは思っているかもしれません

子どもが画用紙に〇をかくとき 身体の中や心の中で 様々なメカニズムが作動して 互いに連動することで 結果的に〇をかくことができるのです 家では勉強なんかしないぞという気持ちでいたのを やる気スイッチをなんとか入れて その段階をクリアしても まだまだ かけるようになるには たくさんの働きがうまく連動する必要があるのです

周りには 苦労せずに〇をかけるようになるお子さんは多いかもしれません 多いからこそ 一見 簡単そうに見えるこの 課題を出したときに お子さんがかいてくれないと なんでこんなことができないのだろうと落胆するのでしょう

私が学校で障害のある子どもたちに 勉強を教えていたとき うまくできない子どもが ちゃんとできるようにするには どうしたらいいだろうか いつも考える必要がありました

そんなときに 頭の中にあったことを イラストにしてみたものです

理解 弁別 目的・理由 意欲 感覚 運動・協応など さまざまなことがかかわって うまく連動して はじめて〇の形がかけるのです

うまくできないときは こうした働きの中で どの部分を工夫すればできるようになるのか それを試行錯誤しながらも見つけて 子どもができるようにするのが プロとしての指導者です

でも 家庭で 〇をかいてねと子どもに話をしたのに うまくできなかったとき こんなことまで考える方はいません できる/できない そのことだけに目を奪われてがっかりするのが普通です

でも 親は先生ではないので それでいいのです 親としては できなくて苦しい思いをした子どもの気持ちをよくくんで できれば その気持ちを代弁してあげて 子ども自身が自分の気持ちを言葉で理解できるようにしてあげること

それが大切ではないかと思います