卓球のコーチをしている中学生の試合がありました 中総体です

いつも団体戦の決勝トーナメントは 月曜日にあるので まさか仕事を休んで応援に行くわけにもいかず 部活の顧問の先生から結果をメールで知らせてもらっていました

でも定年退職して起業したおかげで時間は自由! 初めて区大会の決勝トーナメントにベンチコーチとして入ることができました

この大会を迎えるまでは ベンチコーチに入ったときに いつも戦術や技術面のアドバイスをしていたのですが 今回は一切それをしないことにしました

チームの特徴として とても技術はあるけれど自分で気持ちをのせることが苦手で おとなしい戦い方をしていたのです そこで思い切って決勝トーナメントのベンチでは 技術や戦術の話をせずに 選手が1点取るたびに コーチである私が一番大きな声を出して 「よっしゃー!!いいぞ!ナイスボール!!」と思い切りガッツポーズをしていました

1ゲーム終わるごとに選手はベンチコーチの私のところに来ます そのときも戦術などの話をせず 「いいぞ!やっていることは間違いない いい感じ!!」と渾身のガッツポーズで選手の気分を盛り上げることだけやっていました

するとどうでしょう… 以前は負けていた相手に準決勝で3-0で勝ち 決勝戦は負けはしたものの まったく歯が立たなかった相手から第一試合を取り 互角の勝負になりました 相手チームも必死になっているのが表情からよくわかり 今までとはまったく違った展開になりました

卓球の試合で選手のコーチをしていてきづいたことは、選手のプレイそのものをほめるより、選手が自分の心を盛り上げるようにするのが応援するということ。
選手のプレイそのものでなく心を盛り上げるのが応援するということ

選手の心がプレイをどんどんよくしていく

これまで何度も戦ってきた相手ですが 選手の心の中では勝ちたい気持ちは強いものの どこかで どうせかなわないだろう…と思っていたようです 選手の戦い方を見ていると それがよくわかりました

でも今回は違いました 選手は試合中のラリーの一瞬一瞬で 自分ができる最高の丁寧さで打球していて 戦術も自分でその都度考えて一生懸命に戦っていました

こんなに自分の力を一生懸命に発揮しようとしている姿は 初めて見たように思います

ダブルスは3年生と2年生のペアでしたが その3年生はキャプテンでもあり まだ試合経験の少ない2年生のパートナーによく声をかけて励ましながら しびれる試合展開に持っていきました

応援は心を乗せるもの

自分が応援するときもナイスボール!ナイスコース!など 選手のプレイそのものをほめる言葉になりがちですが 今回ベンチコーチをしていて気づいたのは 選手に私のガッツポーズがすっと入っていき 選手の心が盛り上げられたからすばらしいプレイの連続になったということです

3年間の総決算となる大会で 準決勝で負けたら部活は終わり 勝てば県大会進出 その大舞台ですから 選手は当然 緊張するし 力を発揮できなくなって当たり前 

緊張して震えている選手の心を後ろからそっと温かく包み込むハートが応援するということ
緊張に震える選手の心を大丈夫 支えているから安心だよと気づかせるのが応援

試合で実際にプレイするのは選手自身 自分で立ち向かっている子どもが つい震えておびえてしまうその気持ちを 後ろからそっと包み込む心の温かさ 

これがあるから子どもは自分で立ち向かい続けるのだと ベンチコーチをしていて痛感させられました

登園を渋るとき 子どもは震える心と戦っている

小学生の不登校も幼稚園・保育園の登園を渋ることも 子どもは自分の心の中にある何かつらい気持ちに押しつぶされそうになり もやもやした苦しい気持ちの正体がわからなくて なんとかその気持ちをわかってほしい 助けてほしい それを表現する手段として登園を渋るという行動になっているのだと思います

子どもが登園できているか 活動に参加しているか 外から見える子どもの行動そのものに目をむけるのでなく 心の中にある気持ちに焦点をあてて それがわからないときは子どもにちゃんと聞いてみて 心そのものを温かく包み込むかかわり方をすることが大切だと思うのです

著者
きくちゃんと

きくちゃんと

小学校長を定年退職したのを機に きくち子どもすくすく相談室を起業しました。 幼稚園の保育コンサルタントとして活動中です。 不登校や発達障害の子どもさんや保護者の方々とかかわってきました。 専門は聴覚障害児や言語障害児の教育でした。 子育てに関するトータルサポートをいたします。 まずはご相談ください。

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