子どもが凍ってる路面ですべってころぶと、手をつけなくておでこを強打してしまう
路面が凍っていてころんだときに手をつけなくておでこを強打

小学校に勤務していたとき 寒くなってくると心配なことは インフルエンザだけではありませんでした

通学途中の道路が凍っていて 小学生が登校途中にすべってころんだという報告が職員室に入りました

すぐに現場に行ってみると 確かに路面がツルツルしていて すべってころぶのも仕方がない状況でした

幸いなことに 赤くなったおでこの男の子は 泣いてはいましたが あまり大きなけがではなさそうでした

ころんだときに手をつくことができなかった

転んだ子と 一緒にいた友達の子にも詳しく話を聞くと 手をポケットに入れて歩いていたわけではないのに ころんだときに手をついてショックを軽減する反射的な動作が まったくできなくて 路面におでこを強打したのでした

このケースだけではありません 先生たちの話の中で 同じようなケースはとてもよく聞きます

前に転ぶと とっさに手が出るものですが そうではない子どもが とても増えている感じがします

手をつくことができれば ころんでも顔を守って大きな被害にならないように できると思います。

今の全体的な傾向のように感じて 学校としても何か対策を取ろうということになりました。

どんなときも 子どもが自分で自分の身を守るように育てる必要があるので 身体の使い方のトレーニングをするとしたら どのようなことをしたらよいのか 考え始めました

身体のトレーニングについては門外漢なので 卓球の師匠である布袋卓球アカデミーの布袋先生に相談してみました すると布袋先生から 広島で整体院を開業しバランスからだ塾なども開いている安田(やすた)先生を紹介されました

メールで安田先生にお伺いすると 本来 人に備わっている能力が発揮されにくいために ころんでも手をつけない子になってしまっている

それを改善するのに学校としてできることは 体育の時間などに 四つ足になって鬼ごっこをするとかがいいのではないか とのことでした 両手と両足を地面につけて 動物のように歩いたり走ったりするのです

そうすると全身の動きとなって 身体に本来 備わっている力が発揮しやすくなる というようなご回答をいただいたように 記憶しています

赤ちゃんのハイハイとの関連は?

かかりつけの山浦整骨院で 身体全体が心地よくなる施術を受けながら この話をしたら 今の子は 赤ちゃんの時期にハイハイする期間が短くなっていると ネットにもたくさん出ているよと 教えてくれました

さっそく調べてみて 学術論文もあたってみました

かなり話題になっていて ハイハイの期間が長い方が 身体の発達にはよいという主張がある一方で ハイハイをしなくても発達に心配のなかったケースもあるから はっきりした結論はないという主張もあり 学術論文も はっきりした結論は見つけられず

でも 古武術の動きを土台とした卓球を学んでいて その良さを実感している私としては 安田先生がホームページに書かれているように 人の本来の能力を発揮しやすくすることが 一番の対策だと思います

そういう立場で見ると ハイハイを十分に体験する良さを主張する方に自分は近いかなあと思います

どうしたら良い動きで自分を守れるようになる?

なぜ ころんだときに手をつけなくなったのか 考えてみたくなりますが それよりも これからどうしたらいいか そちらが問題です

小さいうちから サッカーとか 野球とか 卓球とか 競技としてのスポーツをするだけだと 競技に合わせた動きだけが開発されてしまうのではないかと思います

人本来の動きを活性化させるには でこぼこの山道を歩くとか 自然の中で走り回るとか それが無理なら 前述のように 動物になりきって四つ足でする遊びを工夫するとか 身体全体を使って遊びながら身体の使い方を自然に身に付けていく そういうことが大切なのだと思います

小学校入学の準備としても 大切な観点だと思います

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著者
きくちゃんと

きくちゃんと

小学校長を定年退職したのを機に きくち子どもすくすく相談室を起業しました。 幼稚園の保育コンサルタントとして活動中です。 不登校や発達障害の子どもさんや保護者の方々とかかわってきました。 専門は聴覚障害児や言語障害児の教育でした。 子育てに関するトータルサポートをいたします。 まずはご相談ください。

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