大変!! ママが包丁を使っていて 指を切っちゃった…

ピンチはチャンス

もし お子さんがそばにいるなら お子さんに助けを求めましょう

傷にはる ばんそうこう持ってきて!

お子さんが小さくても 大好きなママのためなら

頼りにされたお子さんは ママのために一生懸命に ママを助けようとします

できれば 軽いちょっとした傷のとき ごく軽傷のときがいいです

けがをしたママさんに 心の余裕があるときに 言葉を教えるために やってみることをお勧めします

ばんそうこうの裏紙をはがして指に貼ってもらう

ばんそうこうの裏紙をはがして ママの指にちゃんと晴れるお子さんなら すべてお子さんにやってもらいましょう

裏紙をはがすのはできるけど 傷口に貼るのは できなさそう とか

ばんそうこうを持ってくるだけなら できそうとか

お子さんによって できることが それぞれ違うので そこは お子さんのレベルに合わせて頼むようにしましょう

大事なことは

ママさんが けがをして 痛みを感じている 出血している

その体験を お子さんと共有して 包丁の使い方をちょっと間違えると 指が切れて血が出てくる 痛みを感じる その状況を お子さんにちゃんと見せることです

ママ(パパ)さんが お子さんがけがをしたときに 自分の胸が痛むように

お子さんも 大事なママ(パパ)さんがけがをしたら 胸が痛むのです

もっとも 親子関係 特に 母子関係が良好であることが前提ですが…

この体験をもとにすると いろいろな言葉を教えることができます

1 「痛い」という言葉の意味や使い方

2 食材を切っているときに 指に包丁が触れるとけがをするという作業の流れ(1コマずつ場面を切り取った絵を並べて←でつないで示す)を振り返る ~すると~になる という言葉 考え方

3 包丁を使うときは どんなことに気を付けるとよいか

4 指を切ったときの対処の仕方は どうすればよいか

5 傷口を見ると 自分はけがしてなくても 同じように心が痛むという気持ちが出てくること

6 (その他多数あり)

ママさんが軽いけがをした場面であれば ママさんには心に余裕があると思うので

お子さんに言葉を教える絶好のチャンス

今回は 痛いという言葉を教えるところに絞って 進めていきます

お子さんに痛みを共有してもらう

ばんそうこうを貼って手当てが済んだら

お子さんに ありがとう ばんそうこうをすぐに持ってきてくれたから

ばんそうこう ペッタンできたよ もう大丈夫だよ

○〇(お子さんの名前)が そばにいてくれたから 安心したよ

もう 痛くないよ

ママね 包丁で野菜を切っていたら 包丁の刃のところに指を出しちゃったのよ

血が出て 痛かったよ

もし ○〇(お子さんの名前)が ママみたいにけがしたら そのときは ママが助けるからね

自分以外の体験も言葉にすることで相手の気持ちを考えられるようになる

生きた言葉の力とは 辞書の説明のような知識が 頭の中に入っていればいい

というものではありません

知識がデータとして頭の中に入っているだけなら それはロボットでヒトではありません

言葉は コミュニケーションの道具であるし 思考するための道具でもあります

コミュニケーションというものは 相手の心を理解しようという土台があって 初めて成立するものです

互いに共感しあいたい 理解しあいたい それが前提です

そうしたことは もちろん 辞書の説明には載っていません

痛いという言葉を発することができなくても痛みを共有してくれる関係があれば安心できる

大きくなっても痛いという言葉が たとえ言えなかったとしても 痛みを共有して心配してくれるお子さんなら 親子でよかったと思えるでしょう

親子で安心して生活し 互いに気持ちを共有して過ごす中で 子どもは言葉を自分で身に付けていくのです

お子さんの年齢がだんだん上になってきて それでも言葉が出てこないと 親御さんとしてはとても心配だと思いますが 気持ちを共有する関係づくりさえ できていれば あとは神様にお願いするだけです

言葉を教えるということ

まだまだ奥が深いので 今日はこの辺で