いつもYouTubeで拝見している れおちゃんねるさん

れお君とこう君 ママさんパパさんご家族の 温かく楽しそうな子育てを

リアルタイムで見ることができます

見るたびに 子どもたちの笑顔で癒されます

先日 アップされていた動画を見ると れお君は 伝えたい単語の最後の一音で表現することが多いことがわかりました

たとえば 工事を「じ」 おやすみを「み」 青を「お」というように

絶対というわけではなく ママ パパ などはそのとおりに言っていますし

お弁当は「べ」です

私は ことばの教室の先生になるようにと大学で養成されたので 

久しぶりに

もし 私がれお君のことばの指導を請け負うことになったら…

と考えてみることにしました

まずは レッスンで取り上げる語を探す

パパ ママが言えるし 「じ」という発音ができるので

おじいちゃん じいちゃん じいじ どれも同じ意味ですが

じいじ が いいかと思います

じいじ をことばのレッスンの教材にします

理由は

何と言っても じいじと呼んでもらったら おじいちゃんはきっと大きなリアクションで

大いに喜んでくれるだろうと思うからです

できたときの 子どもにとっての報酬 うれしさが大事ですから

おじいさんの写真を見せて これ誰?とインタビューします

「じ」と言えたら それでOK

自分では言えなかったら 「じいじ」だね 「じ!」と教えます

今はコロナの影響で お盆期間にも祖父母と会うのを控えたご家庭もありましたね

テレビ電話が簡単にスマホでできる時代ですから オンラインでも お孫さんから読んでもらえたら お互いにとてもうれしい体験になると思います

うまく言えないとき 間違っているときがチャンス

「じいじ」を「じ」とも言えずに 何と言ったらよいか困っていたら

そうだね わからないんだね

わからないのは これからことばを覚えるスタートだから

わからないって言えるのは とても偉いんだよ と言ってあげましょう

これは表面的に口で言うだけのつもりではいけません

親も先生も 心の底からいつもそう思っていることが必要です

子どもに何かを教えるときは 心から思っていることでないと 見透かされてしまうものです

わからないという意思表示は

わからないことを表す絵カードを子どもが示すようにしてもいいし

?のマークを書いたカードを指さすのでもいいし

方法は何でもいいのです

わからないことを伝えるアクションを起こす

これを奨励します

わからないことを伝えることができたら=伝えようとしたら 大いにほめます

伝わらないもどかしさを子どもに強く感じさせる

ことばのレッスンを効果的に行うには

ここから先が 特に知恵をつかうところ

子どもは 自分で伝えたいのに 伝わらなくてもどかしい

その気持ちが高まって 爆発するときに ことばを発する

そういうイメージを持ってください

ちょっと教わって ああそうか そう言えばいいのね などと軽々しい感じで

言葉を増やしていくのではありません

この部分の言い方を考えないと伝わらないぞと気づかせる

以前の記事 言葉の違いに子どもが気づく 靴と靴下 で紹介しているように

子ども自身が 今の言い方では相手に伝わらないぞ そういう体験をして どうしたらいいか考える

これが ことばと生きる力を育てるときの原則です

子どもが自分で考えて ことばにして発信するのです

伝わらない体験をうまくさせるには 「じ」という発音ができただけでは だめなのです

「じ」という一つの音だけだと

「じいじ」と「工事」の二つを指すので 

子どもは おじいさんを指すつもりで 「じ」と言っているのに

それを聞いた大人は 「工事」を指しているのだと 間違って理解している状況を作ります

二つの語から選ばせる

だから 「じ」が表す言葉として 二つの語を用意する必要があります

子どもが 「じ」と言ってきたときに 「じ」って これだね と言って「工事」の絵カードを見せたり写真を見せたりします

子どもが おじいさんを指しているのに 大人は それをわかっていても あえて「工事」のことねと反応してみせるのです

このやりとりのさじ加減が難しい

子どもが伝える気持ちをなくさないように でも 伝わらないもどかしさを感じるように

親子でこれをするときは しつこくやらずにサラッと先に進めた方がいいと思います その後の親子関係が心配なので…

わかったよ じいじ(おじいさん)て言ってるんだよね

絵カードなどで これは 「じいじ」だね こっちは「工事」だね

と教えていきます

語の最後の音「じ」の前に 「じい」か「こう」をつけると 違いを表すことができる

子どもは それをいちいち説明しなくても 気づいてくれると思います

子どもの心の中に 培っていくのは 違いを表すために 「じ」だけじゃ足りない

言い方を変える必要があるんだ

そういう考え方です

言葉の数を増やすことより子どもに考え方を授ける

これが大事です

考え方を子どもが身に付けると 子どもは自分で 言葉を吸収していくからです

*もっと詳しくことばの育て方を知りたい方は ブログのお問い合わせ欄からコメントをお送りください メールで回答させていただきます

*きくち子どもすくすく相談室の業務として ご家庭で楽しみながらことばを育てる お子さんやご家庭の状況に応じてオーダーメイドのプログラムとオンラインでのレッスンのサービスを提供したいと思います 興味のある方はぜひお問い合わせください

*ことばの指導については すでに療育や学校教育の場で指導を受けているお子さんがほとんどだと思います あちこちで指導を受けると 子どもが混乱するのではないかと心配されるでしょう でもご心配はいりません 

*絵カードを使っての勉強するような方法でなく ご家族で遊んだり みんなで料理とか家事をしたり 一緒の体験を最初にして それをことばに置き換えていくのが基本です つまり家族で生活を楽しむこと それを土台とするので ことばの勉強だけを目的とした指導法ではないのです たとえすぐにはことばが伸びなくても 生活が充実するので お子さんに生きる力を授けることができます

*子どものことばを伸ばすには 子どもと一緒の体験をする それを最初にして ことばを広げていくのが もっとも効果的な指導法であることを 通級指導の現場にいるときに見出しました 指導プログラムは 完全オーダーメイドでお作りし 定期的に オンラインでのレッスンなどを行う仕組みを考えています ぜひブログからお問い合わせください